単音 と 音素
*人間の声は,バラバラに切って話しています.その一つ一つが「単音」です.この「音」の種類は無限です.正確には,みんな「違う音」です.

*世界中の「ことばの機能」で分類して,
 「発音
記号」 ができています.

*1種類の「ことばの機能」での分類が,
 「音素」です.日本語では,20ほどです.

Tatoeba,
日本語では,キ[ki]の子音[k]とギ[gi]の[g]とは違
 う音素です. [k]と[g]が入れ替わると,[kin]
(金),[gin](銀)となって意味が違ってきます.
朝鮮語では,[k]と[g]が入れ替わって意味が変わる
 ことはありません.ふつうは[k]の発音ですが,
 母音の間に来るときは[g]になります.


[k]と[g]は違う「音」ですが,
日本語では,違う音素,
朝鮮語では,同じ音素,(位置で音が違う)
ということになります.

朝鮮語では,
[k,g],[t,d],[p,b] は同じ字で書きますが,「位置によって読み方が違う」のです.




[***]は発音記号,/*/は音素を表す.


(音素を研究する学問(音韻論)ができたのは1930年代ですが,
その50年前の,田中舘愛橘の論文(本会雑誌ヲ羅馬字ニテ発兌スルノ発議...,理学協会雑誌,1885)は,音素の考えに基づいて
 「日本式ローマ字」を提案しています.)