●「読み方」も「意味」もわかりません.

*「川の上」−「ウエ」か?「カミ」か?

*人間に鶯鳴くや山桜(蕪村)
  は どう読む?

ニンゲンニ (蕪村句集講義)
  今日はさくらが咲いたから,うぐいすが「
人間に向かって」鳴いている.
 (平素は,谷川や樹木など自然に向かって鳴いているが,今日は花見にきた人間に向かって鳴いている.

ヒトアイニ(蕪村夢物語)「ひとあい」(人が途絶えたあいだ)
  やまざくらが咲いて人が見にきてやかましくてたまらないからうぐいすが鳴かずにいたが,「
人が途絶えた」から鳴いたのだ.

ヒトカンニ(読蕪村夢物語)間は閑なり. 王右蒸の漢詩や「奥の細道」に用例がある.
 うぐいすが静かに鳴いている春の「
のどかな気持ち」をうたったもの.

        (佐伯功介「国字問題の理論」より)





こんな例はたくさんあります.

* 理科の用語で
「生物」(
seibutu)-
     動物,植物,菌類
「生物」(
ikimono)-
     動物のこと.

* 神奈川県内で
「大平台」(
ôhiradai)-
     「箱根」内の地名
「大平台」(
taiheidai)-
     「藤沢市」内の地名